はなさきカマキリ
ばさっ ばさっ ばさっ。
たちまち くさも まっぷたつ。
マイキーは とくいの カマを びゅんと
ひとふり。
きれあじも ばつぐんです。
とつぜん あらわれた マイキーに びっくり!
「ひゃー カマキリだ!にげろー!」
ふりかえると コオロギが いました。
「ぼくも むかしは じみで
だれにも あいてに されなかったよ。
だけど えんそうを すれば みんなが
よろこんで くれたんだ」
そんな ときです。
どーん ぐらぐらぐら!
おおきな じしんが じめんを ゆらしました。
はげしい ゆれは しばらく つづきました。
ほかの むしたちは どこかへ
にげさって しまいました。
そのとき マイキーは コオロギの はなしを
ふりかえっていました。
Coming Soon!
みんな マイキーの カマを こわがって ちかよりません。
そんなとき おおきな じしんが まちを おそいました。
「いったい ぼくに なにが できるんだろう」
この絵本で、あなたに生きる勇気と愛されるよろこびを伝えたい。